降圧剤には要注意

悪性高血圧予防の為に降圧治療と並行で料理の改善を

高血圧治療においては薬物投与による降圧治療が一つの治療方針であり、高血圧治療ガイドラインに沿った年齢、性別、基礎疾患ごとに定められた目標血圧の領域に血圧を制御することが目指されます。薬物投与による血圧制御が行われる理由には大きく分けて二つあります。一つは高血圧が維持されることによって高いリスクが生じる合併症の予防をすることです。降圧治療を行わずに血圧が高い状態を維持してしまうと健常者に比べて血管や心臓、腎臓に大きなストレスがかかり続けることになります。その結果として動脈硬化や心不全、心肥大、腎不全といった合併症が生じやすく、その予防をする上で降圧治療が必要になるとされています。もう一つが悪性高血圧による重篤な事態が発生することを予防することです。悪性高血圧は著しく血圧が上昇した状態になった際に、それが原因となって重篤な症状が生じるものです。頭痛や耳鳴り、めまいといった軽微なもので済む場合は稀であり、悪性高血圧となると意識の喪失を伴って緊急入院となることがよくあります。命の危険を伴うことから緊急手術で一命を取り留めることも多いものの、後遺症を残すこともあるハイリスクな疾患として知られています。こういった重篤な事態の予防に降圧治療が必須となるのです。それに加えて重要となる治療方針が食事療法であり、普段の料理から見直しをすることが必要となります。日本の調味料には塩分が多いものが多く、醤油や味噌はその代表的なものです。料理に用いる調味料として減塩のものを用いることでナトリウム摂取量を減らすことは降圧治療になる食事療法として代表的なものです。料理を改善していくことが高血圧に悩まされない食生活を生み出すための良い方法となっています。